テレビCMでおなじみのジモティーに関する記事です。
ジモティーは、譲り合いの精神で欲しい人へ無料・有料で譲ることを目的としたコミュニティサイトです。家電や車、求人に至るまで様々なものが揃っています。
その中には、犬・猫・小動物などを取り扱ったカテゴリも用意されています。
このカテゴリでは、他のカテゴリと違い金銭のやり取りは禁止されています。また、飼えない・手放したいなどの身勝手な理由での利用はご法度で、やむを得ず誰かの手を借りたい人同士を繋ぐ場となっています。
実は、このような里親という場は珍しいことではなく、海外では当たり前のことです。
アメリカではペットショップで生体の販売はしておらず、里親から貰い受けるのが主流になっています。ペットショップは華やかで輝いているイメージですが、売れ残った動物たちは悲惨な末路を辿ることになります。そのため、海外では里親制度がメジャーになっているのです。
ここでは、里親を求める人や募集したい人のために、サイトの注意点を交えてご紹介します。
・ジモティーの里親募集について
ジモティー里親募集サイト

テレビCMでも放送されていたジモティー。
ジモティーは、譲り合いの精神をもとに始まったフリマサイトです。
家電やノウハウ、求人など様々なジャンルを扱っています。
この中に動物の里親カテゴリがあります。
ペットの里親の募集したい・里親になりたい
ペットの里親や飼育セットを貰いたい方に寄り添うサイトがあったら嬉しい。
そんな悩みがある方に利用して欲しいのがTVCMでもお馴染みの「ジモティー」です。
ペットカテゴリでは、里親の募集がメインですが、その他に飼育ケージや飼育用品を手に入れることができるお役立ちな使い方も可能です。
2018年9月現在では、ペットの里親は約6万件以上の募集が投稿されています。
注意して欲しいのは、子犬が多数産んで飼いきれない場合や高齢で自身での飼育が困難になった方など、「やむ得ず手放すことになった場合に限り”飼いたい人”と”救ってもらいたい人”を繋ぐことを目的」としています。
ジモティーの生体に関するガイドライン
ジモティーの生体の投稿および募集について変更が行われました。それは里親カテゴリを開くとホップアップによるガイドラインの表示です。
具体的な生体のガイドラインは以下になります。
1、生体の売買が禁止になりました。
2、利用するために身分証提示が必須になりました。→譲渡契約書は必須!
3、生体の譲渡・引取り後も相手方と飼育やトラブルについての確認が必要。
4、やむ得ない理由以外での募集はできなくなりました。
5、生体の譲渡・引取は原則として一回までになりました。
可愛さのあまり後先考えずに増やし過ぎてしまうと、飼い主だけでなく動物たちの飼育も疎かになってしまいます。
無理な繁殖はせずに1個体を大事に育てるようにしましょう。
事前に動物の寿命について、どれくらいの期間を一緒に過ごすのかイメージしておくと良いですね。また、家族と一緒に決めることも大切です。
さらに詳しい変更内容については以下のジモティの里親ページでご確認ください。
ジモティーの利用方法
利用方法はとても簡単です。
登録料・手数料は無料です。
<簡単な取引の流れ>
(1)まず、利用したいカテゴリを選択し、地元の投稿を探します。
(2)利用者とチャットで取引を始めます。
(3)ペットの健康状態や具体的な引き取り日時が決まれば一旦は終了です。
当日までに犬猫小動物たちのケージやペット用品を忘れずに準備しておきましょう。
ジモティーの登録に必要なもの
投稿・取引するのに必要なものは以下になります。
ジモティーにログインした後にWEBサイトからアップロードして申請します。
・身分証明書
運転免許、パスポート、健康保険証、住民票などが必要です。
・電話番号
電話番号は後から変更ができませんので注意してください。
ジモティーの里親取引の流れ
ジモティーでは譲渡したい人、引き取りたい人の両方の機能があります。
今回はペットを引き取りたい人向けの取引の流れをご紹介します。
ますは投稿者と連絡を取ってみましょう。
<引き取りたい人の大まかな流れ>
お好きなカテゴリ・地域・種類を探します。
⬇️
「投稿者にメールで問い合わせる」をクリックします。
⬇️
問い合わせフォームに名前や希望などについて入力します。
⬇️
チャットで相手とやりとりを開始します。
⬇️
5W1Hに沿って引き取り場所や希望日時などを話し合います。
(譲渡契約書にサインが必須です!)
⬇️
取引完了
受け取りまで完了すれば終了です。
もし犬を引き取った場合は狂犬病の予防接種や保健所への申請が必要になりますので事前に調べておきましょう。
<投稿者へ連絡する>
アカウントを作成したら、投稿者の方へメールで連絡してみましょう。
募集に至った経緯やどういった方に引き取り相手を探しているのか確認します。
投稿者はたいてい複数の方から連絡を受けているため早めの対応が求められます。
注目している生体の競争率がどれくらいかは、お気に入りの数で把握することができます。
基本的に投稿者と引き取り手の間で都合や折り合いがつけば取引成立となります。
5W1Hに沿ってトラブルのないようにしっかりと話し合いましょう。
<こんな投稿者は要注意>
・血統書やワクチンなどの記載がない
・ペットの写真がない
・言葉遣いが乱暴
・登録情報など不審な点がいくつかある
・思いやりが感じられない
・なかなか連絡が来ない
引き取りの際にあると便利な折りたたみ式飼育ケージ。
引き取りが終わってからやること
無事に取引が終わったら一安心です。
ペットたちも新しい家族との生活を楽しみにしていると思います。
しかし、中には以前の飼い主さんと一緒にいた時間が長いだけ焦燥感に陥ったり、
新しい家に慣れることができずにストレスに感じたりすることもあります。
引き取り後はなるべく早い段階で動物病院へ行くようにしましょう。
ジモティーの里親カテゴリで人気のペット
ジモティーではどういった動物が人気なのでしょうか。
第1位:犬
ジモティーの里親でダントツに募集や問い合わせが多いのが犬種です。
募集数を見ると生まれたての子犬が人気なのがよくわかります。
第2位 :猫
続いてランクインしたのが猫です。猫は万国共通で癒しの代名詞とも言える動物でこちらも人気種です。猫はふらっと散歩に出ていくことが多いため思いもしないうちに妊娠や病原菌を持ち帰ってくることがあります。そのため、血統書やワクチン、不妊治療の有無など明確な説明があるかよく確認しましょう。
第3位:小動物
小動物といっても多種多様で多くの生き物が掲載されています。
・子供から大人まで人気な昆虫カブトムシ!
・カラフルな鳥種のセキセイインコ!
・室内飼いに最適な両生類ウーパールーパー!
・愛嬌たっぷりの爬虫類ヒョウモントカゲモドキ!
小動物の中で特に大人気なのがハムスターで、まだ親に甘えている子ハムスターは見ているだけで癒されます。
スマホアプリの利用
ジモティーの待望のアプリができました。
操作は至ってシンプルで探すのはもちろん、スマホアプリならではのチャット機能や投稿のしやすいシステムになっています。
その他の里親募集先
環境省の統計資料によると、
平成29年の犬猫の殺処分数は、犬が8,362匹、猫が34,854匹でした。年々その数は減少傾向にありますが、それでも毎年40,000匹を超える犬と猫が殺処分されています。
これ以外の動物を加えると大変な数の生き物がその生涯を終えています。
不幸な動物たちを救いたいという方はぜひ里親支援をお願いします。
NPO法人が運営する里親支援
HOGO犬HOGOニャンマッチング
いつでも里親募集中
ペットのおうち
ネコジルシ
ペコアス
<この他に市町村が行なっている犬猫の譲渡会>
大阪市動物管理センター(毎月第2、4水曜日に譲渡会を開催)
簡易な里親募集ページを作成しましたのでこちらもご覧ください。
コメント
最終的に成立した時、譲渡契約が必要な事は重々理解出来るのですが、前段階の問い合わせ段階で、里親希望者が、身分証明書や健康保険証の画像をアップするのはとても不安になります。こちらには覚悟は充分にあるのでそれもやぶさかではないのですが、このような重要な個人情報が、外部流出することはないのでしょうか?
こんにちは
個人情報をアップするのは抵抗がありますよね。譲渡契約書の取り交わしのみで良しとする譲渡者もいれば、シビアな譲渡者なら譲渡契約書以外にメールで「身分証明等を送って欲しい」と要求してくることもあるそうです。ジモティーの登録時にアップロードした書類等は会社で管理が徹底されているでしょうからひとまず安心です(もちろんリスクはゼロではないです)。また譲渡者がジモティーとは別に身分証を要求する理由として、しっかりと面倒を見てくれる人かどうか試す意味合いがあるのかもしれませんね。