この記事は様々な動物の特徴をランキング形式で紹介します。
最も力が強い動物って何?
「最強の動物って何?」って聞かれると皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
世界には大きさや体力が違うだけで本当はとんでもない力を持った動物がたくさんいます。自身の何倍もある大きさの物を持ち上げたり、引きずったり、運ぶことが出来ます。
今回は動物たちの持つ ”力(パワー)” が最も強い動物について紹介したいと思います。
【逆引きTOP10】最強の力を持つ動物ランキング
最強の力を持つ動物は何も図体がでかいだけでは決まりません。
みなさんのよく知っている動物から手のひらに乗る程度の小さな生き物が途轍もない力を宿していることがあります。
ここでは主に自身の体重のどれくらいの力を発揮できるのか?
また単純な大きさではなく、もし人間と同じくらいの大きさだったらどれくらいの力を持っているのかその目安を紹介します。
第10位 ハイイログマ(分布:北アメリカ)

ハイイログマは、体重の約0.8倍以上ある500kgの物を持ち上げる力があります。
クマは聴覚・視覚・嗅覚に優れていて何マイルも離れた場所にある食べ物や子供、ハンターを察知できるナビゲーションのようなスキルを持っています。
人と同じように深い悲しみを感じることができて親や子供がハンターで殺されてしまったときに数週間に渡って鳴き声をあげることがあるそうです。
クマはその力強さと深い愛情を持つため、ロシアやフィンランドで国の象徴として扱われるほど偉大な存在になっています。
第9位 アナコンダ(分布:トリニーダ島、南アメリカ)

アナコンダは、自分の体重(250kg)ほどある動物を締め付けてしまう力があります。
グリーン、ボリビア、イエロー、ダークスポットの4種類が存在し、最大の種はオオアナコンダ(グリーン)で長さは最大で9mになります。
1997年に公開された映画「アナコンダ」で一躍その恐ろしさと獰猛さが有名になりました。
ちなみにアナコンダには毒はなく、ブタ、カピバラ、ジャガーなどの獲物を締め付けて丸呑みします。
第8位 ゾウ(分布:インド)

誰もが知るゾウは最強の哺乳類です。
アフリカゾウの体重は約6トンで最大9トンに成長することがあります。これは成人男性の130人分に当たります。
「パォォォン」長い鼻から発する音が有名です。年長者を中心としたグループで生活し季節によって移動しながら生活します。
知的で人間と触れ合うことが出来る上、仲間の死を弔うような深い悲しみを表現することがあります。
第7位 ジャコウウシ(分布:カナダ、デンマーク)

オス牛は体重の約1.5倍の900kgの力に相当します。
メスと仔牛からなる300匹のグループを形成して移動し、夏になると小グループに分散します。
危機を感じたり、寒くなると円陣を組んで真ん中に仔牛を入れて守ります。
突進するときは約時速60kmの速度で体当たりします。
第6位 トラ(分布:インド、インドネシアなどアジアの広範囲)

トラは自身の体重の2倍の550kgの物を咥えながら木の上に登ることができます。
ネコ科で最大級の捕食者として君臨し、夜中はカモフラージュしながら時速65kmの速さで獲物を追いかけます。
トラには9種類の亜種(3種は絶滅)が存在します。そのほとんどが1匹で行動することが多いため狩が下手なトラは生き残ることができません。
現在は生息数を減らし環境変動や密猟によって数を著しく減らしています。
第5位 ワシ(分布:世界の広範囲)

ワシは最強の鳥類で自身の4倍の物を運ぶことができます。
ワシは人間の4倍以上の視力を持っており最大2マイル離れた先を見通せます。
サルやナマケモノなどの小動物を襲うことがあり食物連鎖の最上位に立つ動物です。
タカ科に属する鳥は約60種類以上が存在することからその天敵の少なさがよくわかります。
ワシはアメリカ、ドイツ、アポロ11号でも描かれるほどの力・自由の象徴になっています。
第4位 ゴリラ(分布:アンゴラ、コンゴ共和国などの赤道付近)

ゴリラは体重の10倍の約2トンの物を持ち上げることができます。
ゴリラと人間は約95%のDNAを共有しており、複雑な社会性・道具の使用・悲しみ・個性をもつ動物です。
通常はシルバーバックと呼ばれる成人のオスと子供と乳児、メスとグループを形成します。
オスが成人すると別のグループと合流することで新しいグループを形成していきます。
第3位 ハキリアリ(分布:北アメリカ東南部、中南米)

ハキリアリは自身の体重の約50倍の500mgの物を持ち運べるアゴを持ちます。
これは人間がトラックを歯で持ち上げるのと同じです。
軍隊アリになると爬虫類や小さな鳥さえも運ぶことが出来ると言われています。
アリは2万種類が確認されて、社会性を持つと考えられています。
1匹または複数の女王の号令で地面をかけてほぼ略奪的に外敵を攻撃します。
第2位 カブトムシ(分布:日本、台湾、インドシナなど)

カブトムシは自身の約850倍の物を持ち上げることができます。
人間と同じ大きさだったら65トンの物を持ち上げることが出来る計算です。
優れた嗅覚を持ち樹液の匂いを感知して目的の場所へ移動することができます。
最大の大きさはギネス記録である88mmである(2015年)。
第1位 スカラベ(分布:海洋と南極大陸を除くすべての地域)

驚くべき1位はスカラベ(フンコロガシ)です。
スカラベは世界最強と呼ばれるくらい強い力を持っている昆虫です。
自身の約1141倍の物を引いて歩ける力があります。これは人間で例えると、2階建てのバス6台を引いて歩けるほどです。
スカラベは動物の糞を球状にして持ち運ぶ習性があります。古代エジプトではスカラベの糞の球状を太陽に見立てて神聖な生き物として崇めていました。
<引用資料>
(*1) Chris Servheen/USFWS, Public domain, via Wikimedia Commons
(*2) Patrick Jean – http://www.museum.nantes.fr/pages/07-actioneducative/banque_herpeto.htm – muséum d’histoire naturelle de Nantes – France, Copyrighted free use, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=29598による
(*3) The author is nickandmel2006 on flickr – en.wikipedia からコモンズに移動されました。, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2281482による
(*4) Hannes Grobe), AWI – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3237756による
(*5) Hollingsworth, John and Karen, retouched by Zwoenitzer – Fish & Wildlife Service (ID WO0409-33F [1]), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=39197による
(*6) Paul Lenz – Image:Bald Eagle, Kodiak, Alaska.jpg. Cut and retouched., パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3368474による
(*7) Adrian Pingstone – Photographed by Adrian Pingstone, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=519340による
(*8) Yrichon aka Malin Björnsdotter Åberg photo-page – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5944714による
(*9) Kinokoekuwagata – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38528858による
(*10) CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=36697



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