(写真ACより)
「ゲロ…ゲロゲロ♫」
雨上がりや田んぼの周りでよく耳にする特徴的な鳴き声。
誰しも一度は見たことがある、まん丸目の可愛い生き物のカエル。
自宅で簡単に飼えることからペットとして人気な入門種です。
カエルにも色々な種類があります。
そして世界中の珍しいカエルをペットショップやオークションで簡単に手に入れることができるようになりました。
今回は、そんなカエルの生態と飼育方法についてご紹介します。
カエルの生態

カエルは、ほぼ全世界に生息している両生類です。
日本では緑色の体色とまん丸の目玉と鳴き声が特徴的で高い跳躍力を持つ生き物です。
オタマジャクシ(えら呼吸)から変態してカエル(肺呼吸)へ姿を変化させています。
更に世界では、「天敵から身を守るために毒液のトゲを持つ種、餌を飲み込むためにアゴが発達した種、落ち葉など自然に溶け込む体色を持つ種」など独自の進化を遂げています。
昔は日本でも鶏肉に近いことからウシガエルを食用として用いたり、現在でも中国ではカエル鍋が一品料理としてブームになっています。
風水では金運上昇、学業では ”飛躍” を願って集団で ”ジャンプ” するなどの縁起物として扱われています。
| 生態 | 詳細 |
|---|---|
| 種類 | 6500種以上 |
| 分類 | 両生類 |
| 生息環境 | 地上棲、樹上棲、水棲、半水棲 |
| 生理 | 変温動物 |
| 寿命 | 数年〜数十年 |
ペットとして人気のカエルの種類

カエルは世界中で約6500種が確認されています。
日本では自由研究でよく用いられるトノサマガエルが子供たちに人気です。
ここ最近では、アルゼンチンやコロンビアなどに分布しているツノガエルの流通が多くなっています。
現在、日本でペットとして人気のカエルは以下になります。
| 名称 | 生息環境 | 体長 | 飼育難度 |
|---|---|---|---|
| アフリカウシガエル | 地上棲 | 20cm | 中級者 |
| イエアメガエル | 樹上棲 | 10cm | 中級者 |
| クランウェリツノガエル | 地上棲 | 10〜15cm | 初心者 |
| トノサマガエル | 水棲 | 6〜9cm | 中級者 |
| ベルツノガエル | 地上棲 | 30〜40cm | 初心者 |
| ミツヅノコノハガエル | 地上棲 | 10〜15cm | 上級者 |
それぞれ生息環境の違いがあり、飼育ケージのレイアウトをアレンジできる楽しみがあります。

“Litoria caerulea (Common Green Tree Frog) – juvenile” by Arthur Chapman is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

“File:Ceratophrys ornata (Pacman Frog).JPG” by Grosscha is licensed under CC BY-SA 3.0

“The long-nosed horned frog with three mosquitos” by Pasha Kirillov is licensed under CC BY-SA 2.0
カエルの値段と購入場所
カエルの価格は種類によって異なりますが、約1,000円〜15,000円の範囲に収まります。
珍しいアルビノや模様の違いでも価格が上下します。
カエルはいわゆる両生類の部類に分けられます。
そのため、ペットショップ以外にもヤフオクなどのオークションでも広く取引されています。
カエルの飼育方法
ここからはカエルの飼育方法について、「飼育ケージ」と「飼育環境」に分けて紹介していきたいと思います。
飼育ケージ
飼育ケージはカエルの種類に応じて環境を再現するのがポイントです。
「地上棲、樹上棲、水棲、半水棲」の生息環境を意識してレイアウトを考えていきましょう。
地上棲
ガラス水槽やプラケースを用意します。脱出防止のため蓋は必ず必要です。地上棲のため容器に水を入れておけば問題ありません。非常に飼育しやすい種になります。
- 水槽またはプラケース
- 流木
- 腐葉土、水コケ
- 水入れ
- シェルター
水棲・半水棲
ガラス水槽やプラケースを用意して水と陸を半々で区切ります。レイアウトが崩れてしまわないように水と砂の間に石を組む方法があります。水と陸の比率を変えることで水棲・半水棲用のレイアウトに流用できます。
- 水槽またはプラケース
- 流木、石
- 砂
- 水草
- シェルター
樹上棲
高さのあるガラス水槽が必要です。樹上で生活するため長い流木や観葉植物を設置します。床材は特に必要なく新聞紙やキッチンペーパーを敷きます。霧吹きで適度な湿気を与えます。
- 縦長の水槽
- 流木
- 観葉植物
- 水入れ
飼育環境
カエルは生息環境の違いに合わせて環境を再現することが大切です。
飼育温度
カエルは種類によって生息環境がバラバラであるため、飼育している種類の生息環境を調べることが先決です。
とはいえ、乾燥した場所や紫外線が当たる場所は苦手です。
おおむね、25℃前後を維持することが望ましいです。
食べるもの
1日に1回〜2回の頻度で「イトミミズ、ハエ、コオロギ、その他の昆虫、市販フード」を食べます。
以下はカエルの市販フード「ベルツノ」です。水に浸けてふやかすだけのお手軽な市販フードで、活き餌のようなストックは不要で常温保存ができます。
カエルは動物食で何でも丸呑みしようとします。
例え仲間であっても大が小を共食いすることがよくあります。
非常に大食らいで目に付くとすぐに食べてしまので、餌の与え過ぎに注意しなければなりません。
必ず1日の量と回数を守るようにして下さい。
ちなみにオタマジャクシは雑食性です。
Q&A
紫外線は必要か?
生息環境が様々なカエルですが、基本的に紫外線は不要です。
冬眠はさせる?
冬眠はさせなくてOKです。
野生のトノサマガエルなどは気温が5℃〜10℃の寒い時期になると冬眠が必要です。
しかし、自宅で飼育する場合はまず冬眠させる必要はありません。
また熱帯種はもちろん冬眠不要です。
病気にかかりやすい?
カエルは飼育の都合上、細菌性の皮膚病にかかりやすいです。
乾燥した環境が苦手な生き物です。ジメジメしたある程度の湿気が必要になります。
そのため、残り餌や糞をそのままにしておくと、すぐにカビが生えて空気を汚します。
通気性が良い飼育ケージや構造を考えるようにして下さい。
複数飼いしてもよいか?
カエルは単独を好む種です。
複数に飼育すると共食いしてしまうことがあるので注意しなくてはいけません。
また平均で年に2〜3回の繁殖を行うため、ペアで飼育するのは避けた方が無難です。



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